| カテゴリー:時代と共に変化するマーケティング手法

第一回 マーケティングとは?

恐らくこのページを見られているということは、皆さん「マーケティング」に多少なりとも興味がおありではないか、と思います。
実際世間でも良く耳にしますし、ビジネスでも必須スキルとされているのが「マーケティング」ですよね。
しかし「マーケティング」とは何か?と聞かれ、説明できる方は少ないのではないでしょうか?そこで当社では、全6回に分け「時代と共に変化するマーケティング手法」と題した「マーケティング基礎」コラムを連載していきます。
「マーケティング」を実務で使う方も、そうでなく単純に興味を持たれている方も、是非この機会にビジネスの必須スキル「マーケティング」の理解を深めていってください。

あなたの会社は「売る仕組み」?「売れる仕組み」?

「マーケティング」とは何か?を見ていく前にまず、身近な事例で考えてみましょう。
「あなたの会社で行っているマーケティングは何ですか?」一つでもいいので具体的に思い浮かべてみてください。
何が思い浮かびましたか?

思い浮かんだ「マーケティング」は、実は「マーケティング」ではないかもしれません。
例えばよくあるのが、「マーケティング」と思っていたことが実は「セールス」だった、という例です。是非下記の画像で確認してみてください。

「目の前の仕事に精一杯取り組んでいるのに成果が出ない・・・」「たとえ努力で売上が上がっても一時的で、全体で綱渡り状態がつづいている・・・」
そういった不満をお持ちの方は多くいらっしゃいます。実際やっていることをやっているはずなのに成果が上がらない、となればどうすればいいのか分からなくなりますよね。
その場合、真の問題は画像左側の「今精一杯取り組んでいる・現場のセールス」ではなく、右側「現在から将来にわたる企業戦略・マーケティング」なのです。

大まかに「マーケティング」とは大きな方向性であり、その方向に沿って「セールス」は行われます。
そのため、どんなに「セールス」を頑張っても「マーケティング」の方向がずれていると、的外れになってしまい成果は上がらないのです。

「マーケティング(売れる仕組み)」をものにする

それでは、ここからは実際に「マーケティング」と「セールス」との違い、そして「マーケティング」をどう生かすかを見ていきましょう。

まず、上の「セールス」と「マーケティング」の違いを表した画像を見てください。

例えばここであげられているそれぞれの要素を見て分かるように、

【売り込み(セールス)】:その場限りの、現場売上
【仕組みづくり(マーケティング)】:継続的な再現性のある売上作り
【日常業務】:現場で毎日こなす業務
【戦略】:大きな会社の方向性

等のように「セールス」とは「短期的(現場的)で、その場限りの成果」なのに対し、「マーケティング」とは「長期的な、繰り返し利益を生む仕組み」ですよね。

そして他の要素も含め、総括すると「マーケティング」とは、「放って置いても「勝手に売れて行く」仕組み作り」といえます。

以上を踏まえたうえで、「マーケティング」を実際のビジネスで活かす為皆さんに意識してほしいことがあります。

それは
「今自分が行っているのは、マーケティングか?セールスか?どちらが問題か?」
という自身への問いかけです。

「今自分が行っているのは、マーケティングか?セールスか?どちらが問題か?」

まず、「今自分が行っていること」を「マーケティング」か、「セールス」かを大別してみてください。
そのうえで「セールス」「マーケティング」どちらが問題なのかをはっきりさせてみましょう。

もし「マーケティング」に問題があれば、先述したようにそれに基づく「セールス」で成果が上がりにくい・上がらないのは当たり前です。セールスはマーケティングの方向性に沿うわけですから。

そして「セールス」に問題がある場合は「マーケティング」との関連性がない・戦略に基づいていない為成果が上がっていない場合が多いです。ここではもっと現場を見直す・投資すべき、という結論になります。

問題を解決したい・業務を効率化させたい場合は、それが「マーケティング:戦略」レベルなのか?「セールス:現場」レベルなのか?をはっきりさせる必要があるのです。

その分類をするための初めの切り口として、おおざっぱに「長期的か?」「短期的か?」と問いかけたり、大まかに見分ける為、上記の画像を参考に分類しても分かりやすいと思います。

●まとめ
よく「現場仕事・セールス」と混同されがちだが、「マーケティング」とは、「放って置いても「勝手に売れて行く」仕組み作り」
「短期的(その場しのぎ)」か「長期的か(仕組み作り)」かで大きく分類が出来る。
実際のビジネスではまず、課題が「マーケティング・戦略」レベルなのか、「セールス・現場」レベルなのかを意識する必要がある。

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